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観光をキーワードに、永続的な「地方創生」を目指す。

 富山・金沢・飛騨の中間地点にあり、庄川峡という自然美をもつ「庄川温泉郷」には、国内で類をみない、とても希少な泉質をもつ温泉があります。温泉の泉質の効能・効果は、美容から健康まで、とても大きな効果をもたらしています。旅館群は、ミシュランガイドで県内最多の国際的にも高い評価をいただいています。
 「庄川峡観光協同組合(以下、当組合という)」では、庄川温泉郷(砺波市庄川町)を永続的に維持発展させるために、観光振興によって地域の内外からたくさんの人を呼び込み交流人口を増加させ、お金を稼ぎ、その稼いだお金を地域内で循環させることによって、地域の活性化に繋げて行くことを目的としています。そして日本国政府が、国策として推進している「地方創生」のモデル地区になることを目指しています。
全国の組合のほとんどは同業組合ですが、当組合は、1925年(大正14年)のスタート時から旅館と飲食店の異業種組合でした。そして更に2011年(平成23年)からは、定款を改定し完全な異業種組合に転換しました。地域の商店(魚屋・肉屋・酒屋など)・農業・ガソリンスタンド・運輸関係などの方々にも入会していただき、観光振興を軸に異業種が連携し、地域内循環による「地方創生」を目指しています。
 現在の具体的な当組合の収益事業は主に3つあります。1つ目は、指定管理業務です。「庄川水記念公園」の施設と公園管理(2007年~)・温泉浴場やレストラン・宴会場・機能訓練室などを備えた健康と福祉の施設「ゆずの郷 やまぶき」(2017年4月~)この2施設を指定管理者として運営しています。2つ目は、「道の駅 庄川」(2017年6月~)のテナント運営です。旧来の道の駅から、地域内外の憩いの拠点としてリノベーションし、運営しています。3つ目は、地域の特産品を使用したお土産品の開発や販売です。庄川産「高級ゆず」を使用したミルク饅頭「ゆずまる」や、農観連携によって生まれた庄川の温泉水で栽培した「庄川おんせん野菜」、「庄川おんせん野菜」を使って製造から販売までを地域内連携で内製化させた「しょうがドリンク」といった加工品など、庄川でしか買えない特徴あるものを、先の当組合の運営施設や組合加盟の旅館などで販売しています。小さな地域の組合でありながら、正社員10名・パート30名が働いています。新しい魅力ある仕事をつくることによって、県外で働いていた若者が数名地元に戻り組合で働いています。また地元の元気な高齢者の雇用も生まれました。
観光をキーワードに、企業や商店が地域と共に発展していく好循環を実現させるために、地域内外からお越しいただいたお客様が、旅館・飲食店・組合が運営する施設などでお金を落としていただき、その稼いだお金で地域内の企業や商店・農家などから食材や燃料・温泉などを仕入れることによって、お金を地域内で循環させる。このサイクルを確立させ、大きくしていくことこそが、「地方創生」であると信じています。
そのためには、何度もお越しいただける魅力ある地域にしなければいけません。観光の決定的な要素は、①四季がはっきりしている。②自然が豊かである。③伝統文化・芸能芸術が奥深い。④食べ物と酒が美味しい。この四つだと言われています。幸いこの地にはこの四つがすべて揃っています。後はこの豊富な資源を生かしてお金を稼ぐ仕組みをつくり、情報発信していくことです。そしてこの取り組みを永続的に行う為にも、次世代を担う若者の育成が最も重要です。
 2011年から始めた取り組みが、当組合員の皆さんや地域の方々の努力や繋がりによって、少しずつではありますが、小さな花を咲かせるようになりました。実際にこの取り組みを自分の目で見たい方は、ぜひ庄川温泉郷にお越しください。とてもお得な視察研修パック(平日限定)もご用意いたしております。この庄川版「地方創生」の取り組みが、他の地域の参考になればこれほど嬉しいことはありません。




   庄川峡観光協同組合
                            理事長 坂井 彦就